KIRA-HI

ハワイ在住日本人 子育てのことや生活情報を書いてます

 

【ハワイ州】知識ゼロからのアメリカで不動産免許取得②

前回の続きです。

勉強開始時のスペック

・不動産業界未経験、知識ゼロ

・10年前にTOEIC800点

・英語の読み書きはそれなり。会話は得意ではない。

・育休中 (7ヵ月ベビー付き)

・育児のみの生活にマンネリ。なにか新しいことしたいけど、家でできることを模索。

使用した教材・講座

本気で学びたい人の教科書(本)


ハワイ不動産 本気で学びたい人の教科書 2021年度版: これ一冊で全容が把握できる!

不動産の仕事に興味があるといっても、実際内容も全然知らない。日本語で用語も知らないのにいきなり英語で?ということで、Kindle(日本のAmazonストア)で「ハワイ不動産 本気で学びたい人の教科書 2021年度版: これ一冊で全容が把握できる!」を読んで不動産について学びました。ハワイで家を売買する方向けの本でしたが、ライセンスやシステムにも触れていて、これからどんなことを学ぶのか、資格が取れた後どんな仕事をするのかイメージができ、下準備として良かったと思います。

2023 Hawaii PSI Real Estate Exam Prep (本)

2023 Hawaii PSI Real Estate Exam Prep Questions and Answers

2023年度版がでました。州別の問題セクション特化型。Hawaii州の問題集はこれしか見つけられませんでした。手っ取り早く資格試験の概要を知るなら、電子書籍で見てしまうのもおすすめ。こちらもkindle(U.S.Amazonストア)で購入可能、紙の本の1/3程の値段でダウンロード可能です。こちらで勉強しても結局学校での受講は必須ですが、どのような問題が出るのか、不動産資格の勉強に必要な英語読解レベルの確認に。(もちろん学校卒業後、テスト前の対策にも)

オンライン講座 CE SHOP

実際自分の英語レベルで勉強についていけるのか、受講方法(オンライン・通学)はどうするか、勉強の内容はどんな感じか等、受講料を払って本格的に始める前に知りたかったので、CE Shopの無料トライアルをしてみました。5日間という短い期間なので触りの部分しかできませんでしたが、面白かったです。パソコン1台で完結するスタイルでゲーム感覚のような楽しさもあったのですが、私は知らない単語を調べて戻ってとしていたのでノートパソコンでは少し不便でした。(コピペができるところはすごく便利!)また、自分で読んで設問を問いてと独学感がすごく、「ここでるよ!」のアドバイスなどがないのも無料期間でやめてしまった要因かと思います。英語ネイティブでさっさと進められるなら、ここにしてたかな。

Abe Lee Seminers [Pre-Licensing - Independent Study Course]

講座のお試しを受けてみた結果、

・子どもがいるので通学はなし

・オンラインだけども講義スタイル

・知らない単語を調べつつ、教科書に書き込みたい

と希望の受講方法が決定したので、Abe Lee Seminers の[Pre-Licensing - Independent Study Course]の受講を決めました。Kapiolaniにある学校です。詳細は後ほど。

Real Estate License Exams For Dummies with Online Practice Tests (本)

こちらもKindleで。(U.S.Amazonストア)本試験前にほんとに講座受けただけで大丈夫なのか?!と心配になり、レビューが良かったオンライン模試4回付の本を1冊読みました。結構講座で習ったことと違うことも書かれていて焦りました…が、あまりテストまでに時間がなかったので、ざっと読んで、模試を2周解きました。講座の問題は繰り返し解いていたので、全部知らない問題を解くという練習が本試験前にできたのは良かったかと思います。

Quizlet.com 無料サイト

無料の学習サイトQuizlet.comで、寝る前の隙間時間などに単語帳を見たり問題を解いていました。サイト内で”Hawaii Real Estate”と検索すると何セットか見つかります。

準備

講座に申し込んで教材が届くまでにノート・大き目のポストイット・自作辞書を準備しました。

辞書は、ネットで不動産英語を検索、いくつかのサイトから拝借しWordに貼り付けて作成。

こんな感じで、教科書にでてきた知らない単語を足したり、自分が分かりやすいように説明をつけ足したりして使用していました。アホ過ぎて同じ単語を何回も何回も引くことになり悔しかった…

ポストイットはこんな感じに、問題や答えに出てくる単語で分からなかったものを章ごとに書いたり(次回解く時にまとめておくと辞書をひく手間が省ける)、ノートではなく教科書に書き込みたいけどスペースがない時なんかに使っていました。

講座(プレライセンスコース)受講

Abe Lee Seminers [Pre-Licensing - Independent Study Course]

Abe Lee Seminersの授業料は$475。

オンラインコースは6ヵ月間有効(通学の場合は4週間のコース) 

”International Shipping of textbook is an additional $50” の記載があったので、海外からでも受講可能なようです。

行くことはなかったですが、学校はアラモアナにあります。

不動産業界大ベテランのおじいちゃん先生の講義映像を見ながら、テキストで学習。

オンライン講座視聴形式にして良かった所は、

・聞き取れなかったり分からない単語が出てきたときにストップしたり、巻き戻して何度も見ることができた

・「ここがテストに出るよ!」などのテスト対策アドバイスがあった

・実際の不動産業務でのエピソード、生徒からの質問・応答など、講義形式ならではの情報が満載で飽きずらく、ためになった

・アメリカの学校に通ってみたいという夢が叶った

です。

教材

申し込みをして、2日ぐらいで教材が送られてきました。

テキスト・改定事項・数学問題・パンフレット・不動産書類の見本・過去の生徒から質問があった問題、重要個所の抜粋など。

厚みが3cmぐらいある、迫力のあるテキストです。笑

読みたい章だけファイルから外したり、設問と答えだけをまとめて、試験対策をしたので終わるころにはボロボロに。最後まで終わった時は感動しました。やり遂げた感凄いですよ!

受講の流れ・勉強方法

学習の流れとしては、講義動画を見て、テキストの各章の問題を解く。何章か終わったら、オンラインで小テストを解く。の繰り返しです。 

最初のころは、まずテキストを読んで(単語チェック)、講義を聞いて、問題を解いてとしていました。が、講義中にここ出ないよ。などのアドバイスをしてくれるので、途中からは最初に読むテキストは流し読み、講義を聞きながら(一時停止しつつ)テキストを読み進める、問題を解く。に変えました。実際よく分からなくても、説明を聞いてからだと理解しやすく、時短にもなりました。

章によって情報量・重要度が異なるので、40分ぐらいで終わるものもあれば、9時間近くかかったものも…。何故時間が分かるかというと、スクールのテストを受けるには60時間以上の勉強時間が必要なので、オンラインの生徒は時間を記録して"Study Log"を提出する必要があったからです。

あと何ページあるんだろ…何時間かかるんだろ…と途中何度もめげそうになりましたが、とりあえず最後までいくことを目標になんとか続けました。

分からなくても進む!大切です。私は最初のうち、分からない!どうしよう!と、検索検索。全部理解しようとめっちゃ時間使ってました。勉強が進むにつれ知っている単語が増えたり、後から同じ(似た)内容が出てきて、その時に理解できるようになったり、まとめのテスト問題→解説で「そういうことだったのね。」となったり。理解力上がっていくので、分からなくてもいいからとりあえず先に進みましょう!(もちろん、分からないままだけどもういいや。と捨てたところもたくさんあります。後は運におまかせ)

 

テキストと小テストが全部終わったら、学校の卒業テストを受けます。

卒業テスト前に総まとめの講義動画があるので、そちらを受講。その後、重要・よく出る・暗記できていない所まとめノートを作成しました。テストまでの数日間は、オンラインの小テストとテキストの問題を繰り返し解き、テスト前に見返せるようにまとめノートの更新をしていきました。

オンラインの生徒は家族以外の証人(カンニングしてませんでした。という)が必要なので、当日は知り合いに頼み、自宅でテスト中隣に待機してもらいました。

テストの結果はその場で分かり、終了証もメールで受け取れます。終わったら、最後のテストの振り返り講義を受けて、コースは完了しました。

Hawaii Real Estate Exam / 本試験

スクールを卒業した後、10日後に本試験の予約を入れました。勉強時間が欲しかった為少し時間を空けたのですが、逆効果。テスト終わったー!学校卒業できたー!の達成感で燃え尽き、だらけてしまいました。結局ちゃんと勉強したのは試験前4日程…もう嫌々、やりたくない気持ちでいっぱいでした。この辺りは性格によるかと思いますが、私のようなタイプの方は講座終了後できるだけ早く本試験受験をおすすめします。

本試験前も、やったことは学校のテスト前と同じ。講座の問題をひたすら解いてまとめノートを更新。あと、上で書いたReal Estate License Examsの本もさらっと読んで模試だけちゃんと解きました。

本試験の会場は、アラモアナのAbe Lee Seminersが入っているビルで受験しました。

一人パソコン1台、自習室のような部屋でした。提出書類の確認が終わった人からメモ用の紙とペンをもらい入室、各自試験を始めるスタイルでした。電卓は念のため持っていきましたが、パソコン上で使用可能でした。

試験開始したら速攻、先生が出ると言ってたけど暗記に不安があったものと、単位(1acre=43560feet)等のメモを書きました。緊張しいなのでちょっとした安心材料です。

試験時間は240分でしたが、終わった人がどんどん退出していくのが少し気になりました。が、マイペースに見直しまでゆっくり時間を取りました!焦りは禁物。

退出後すぐ、試験結果はその場で分かります。テスト結果の紙(資格申請書類)をもらって終了です。

もし、試験に合格できなくても、講座終了後2年以内なら何度でも受けられます。また、片方のみ合格の場合は、次回片方のみの受験が可能です。(試験費用は同じ)

 

緊張で胃が痛すぎて、試験後もしばらくおかしかったです。二度と受けたくない。

問題の中には、何問か勉強してないものが混じっています。テスト結果を見て今後のテスト内容に反映するかを考える主催側の調査(?)らしいです。点数には反映されないそうですが、分からない問題だされると焦っちゃいますよね。いじわる。

どなたかのお役に立てたら幸いです。